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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第12章 復讐
「何でもない」
 ソナは笑いかけ、また池に向き直った。この季節、寒暖の差があり、今日などは日中の今は夏に戻ったのかと思うほど、気温が上がっている。
 ソナは絹製の赤い靴、次に足袋(ポソン)を脱いだ。シム尚宮が近寄ってくる。
「何をなさるのです?」
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