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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第4章 初めての恋

内官はますます淋しげな表情になる。自分のせいではないのに、まるでソナが彼を虐めているような、こんな表情をさせているかのような錯覚に陥ってしまう。
「仕方がないんだ、それは家門を守るためだから。どの妻にもそれなりの情は持っていた、でも、心から愛せはしなかった。周囲は早く三人目の妻を娶れと煩いくらいにせっつくけど、もう結婚には懲り懲りなんだ。愛のない結婚、偽りの幸せを演じるのはたくさんだ。今度、迎える妻はちゃんと自分自身で選びたいと思っている」
「仕方がないんだ、それは家門を守るためだから。どの妻にもそれなりの情は持っていた、でも、心から愛せはしなかった。周囲は早く三人目の妻を娶れと煩いくらいにせっつくけど、もう結婚には懲り懲りなんだ。愛のない結婚、偽りの幸せを演じるのはたくさんだ。今度、迎える妻はちゃんと自分自身で選びたいと思っている」

