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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第13章 伝え切れなかった気持ち
 ソナはハンと視線を交わし、微笑み合った。
「折角だ。そなたたちもやると良い」
 王の命で、その場に控えていた内官や尚宮、女官たちまで加わり、それぞれが願い事を書いた燈籠を思い思いに池へと流した。最初は二つだけだった燈籠がいつしか数え切れないほどになり、池はいっそうまばゆい輝きに彩られる。
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