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水蜜桃の刻
第18章 陶酔
歯茎のあたりもゆっくりと舐め回しながら、再びその舌を捕らえる。
絡めたまま、私の口内に引きずり込む。
ぴちゃぴちゃと、ふたりの舌でいやらしく奏でられる水音。
その音がさらに私を大胆にさせていく
口の端から唾液が零れても構わずに、先生を求めた。
最後に、唇で甘噛みするようにしてからそっと離した先生の舌。そして、唇。
息を軽く弾ませながら、先生を見つめた。
「……そっちからしたのに、そんなとろけた顔して」
火照っているのがわかる頬。
先生を見つめる私の目もきっと熱を帯びている。
不意に私に延ばされてきた指先が、顎を濡らしている唾液を拭った。
顔が……身体が熱くてたまらなかった。
先生の手がおろされて、私が着ている服の裾を掴み、上へと引き上げる。
そのままそれは脱がされ、キャミソールも奪われた。
スカートのホックとファスナーも下ろされ、あっという間に下着だけにさせられる。
手を引かれ、導かれたベッド。
先生の膝の上に私は座らされる。
先生に背中を向ける形で。
……目の前に姿見があるその場所で。
「んっ」
先生が、私の首筋に口づける。
無意識のうちに反対側に顔を傾ければ、肩に感じる先生の柔らかな髪もさわさわとそこを撫でる。
はあっ……と目を閉じて息を漏らせば、ブラが後ろから軽く引っ張られ、直後、胸元の圧迫感から解放された感覚。
そのまま先生の手が器用に私の腕から肩紐を抜いていく。