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水蜜桃の刻
第18章 陶酔


そんなことを思いながら先生の下着に手を掛けた。
ずっ……と引き下げると、それが。  
私が欲しがっている先生のものが、もう完全に勃ち上がっている状態で現れた。


「ああ……」


溜め息が漏れる。
愛おしい、先生のかたち。
手のひらでそっと包めば、ぴくりと動くその熱さ。


「……舐めて、い?」


囁いて、返事も聞かずに先端にぺろりと舌を這わせる。
は……と漏れる、先生の呼吸。


「待って」


一度止められ、舌を這わせたまま先生を見上げるようにすれば


「焦んなって」


苦笑しながらそう言い、少し私から離れた。
下着を足から抜き取り、さっきみたいにベッドに腰掛ける。
指示される前にベッドから降りた私は、先生の足のあいだに入り込んだ。

目の前にあるそれ。
根元を支えるように固定して、れろ……と、裏筋を舐め上げた。
何度も、舌先だけで。
舌をべったりと押しつけて。
そのまま先端に這わせた唇で、キスを何度も繰り返し、段になっているところを舌でくるくると舐め回す。

時折、ぴくりとそれを動かす先生。
私の頭を優しく撫でるようにしてくれる。
吐息のような、熱い息づかい。
それらすべてが私の身体を煽っていく。


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