この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の刻
第20章 蜜刻


「……ぅう」


苦しくて、たまらずに先生の指を軽く噛んだ。
ぴくりとそれが反応し、とうとう先生が胸から唇を離して顔をあげ、私と視線を合わせる。


「……噛んだら痛いよ」


少し、笑ってる口元。
私はもう一度、噛んだ。


「透子」


……なに? と私を見下ろすその目。
ん? と問いかけてくるその目。


唇から、先生の指を離した。
濡れた先生の指を掴んだまま、下半身へともっていく。
そのままショーツまで導くと、あとは先生の意思で、するりと手が中に入り込んだ。
ああ……と、わたしの口から熱い息が漏れる。


「……すごいな」


もうそこがとろとろになっていることは、軽くさわられただけでわかった。
もっと、と足を開けば、撫でるようにそこにふれていた指先が、さらに深く、沈む。


「ああ……っ、や……」

「蕩けきってる」


その呟きが耳に届いたときだった。


「────……っ!」


びく、と身体が跳ねる。
先生の唇が、ひときわ強く私の胸に吸い付いたから。


「んん、っ……!」


軽く歯をたてられたかと思うと、それを謝るようにそこを舌が這う。
指先を私のなかに深く沈めたまま。
宥めるように優しくそこでぴちゃぴちゃと音を立てながら。

位置を変えながら、それは。
そう、甘ったるい快楽の中に時折与えられる痛みは……何度か、続いた。


/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ