この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽主義者
第2章 ーーfarstーー
終わった後に恋人同士みたいにハグもなくキスもない。
それでいいんだ。それでいい。
男はそういうものだ。
一夜の相手には終わった後特に興味がなくなる。
だから私も特になんとも思わない。
あの快感と絶頂を味わうことが目的なんだから。
上司が取ってくれたティッシュで精子や私の液で濡れたソコを拭き、身だしなみを整えた。
「凛子ちゃんほんとにすごいよかった。また今度相手してよ」
同じく身だしなみを整えながら上司が言ってきた。
答えは決まってる
「もぉ!こんなの今日限定です!」
男は自分だけに弱味を見せてくれる女が好きだ。
だからこうして言えばまた私を欲する。
「まいったなぁ、そんな風に言われたら凛子ちゃん手放せなくなる」
元々おまえのもんじゃねえよ私はなにが手放せなくなるだ。って心の中で呟きながら微笑んだ。