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秘愛
第2章 動き出す・・
「要は、親友に譲っちゃったんだ。
先に好きになったのは自分だけど、みんなの前で彼女を好きだって公言して
彼女にしたいと努力している友達を裏切るようなマネはしたくなかった。
そういうことよね?」
遙香の言葉は的のど真ん中に突き刺さった。
さすが、ヤリ手女史・・
荒く息を吐き、遙香はタバコに火をつける。
火をつけた後で吸ってもいい?と聞いてきた。
それを聞いて笑った孝明を見て、遙香も笑った。
「彼女はヤツを選んだ・・付き合って、そして結婚することも。
彼女はデザイナーの仕事を続けたがってる。
ヤツは結婚後も仕事を続けることを賛成した。でももしオレと結婚したら・・
海外赴任もあるし、仕事を辞めてもらわなければならない・・
それも考えるとオレよりヤツのほうがいいのかなって・・」
「そんなことまで心配して、そんで身を引いたの?
ばっかじゃないの?」
孝明の顔にむかってフーッとめいっぱいの煙りを吐き出す遙香は、
鼻を膨らませてイラついた表情を見せた。
先に好きになったのは自分だけど、みんなの前で彼女を好きだって公言して
彼女にしたいと努力している友達を裏切るようなマネはしたくなかった。
そういうことよね?」
遙香の言葉は的のど真ん中に突き刺さった。
さすが、ヤリ手女史・・
荒く息を吐き、遙香はタバコに火をつける。
火をつけた後で吸ってもいい?と聞いてきた。
それを聞いて笑った孝明を見て、遙香も笑った。
「彼女はヤツを選んだ・・付き合って、そして結婚することも。
彼女はデザイナーの仕事を続けたがってる。
ヤツは結婚後も仕事を続けることを賛成した。でももしオレと結婚したら・・
海外赴任もあるし、仕事を辞めてもらわなければならない・・
それも考えるとオレよりヤツのほうがいいのかなって・・」
「そんなことまで心配して、そんで身を引いたの?
ばっかじゃないの?」
孝明の顔にむかってフーッとめいっぱいの煙りを吐き出す遙香は、
鼻を膨らませてイラついた表情を見せた。