この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘愛  
第3章 なにがあったの・・?
「なんすか、こんな時間に。もうニコチン切れですか?ダメだなぁ」

言いながら近寄っても、遙香は顔をあげようとしなかった。
斜め下の、ビルの連なりに視線を向けたまま、
ひそめるような呼吸を繰り返している。

「どうしたんですか?なんか・・元気ないけど・・具合でも悪いんですか?」

あくまでも知らんふりをとおす。
するとやっと、遙香が顔をあげ、眼を合わせてくれた。

「やっちゃった・・」

「・・え?なにを?」

「試作品の試食会、日時の伝達し忘れちゃったの・・
 明日なのに、今朝になってそれに気づいて・・
 部長たちのスケジュールはたまたま空いてたからよかったけど・・
 もしもダブルブッキングでもしてたら大変だった・・」

そういうことだったのか・・

孝明は遙香の隣に並び、同じようにして眼下のビル並みを見下ろした。

「たしかに・・ラッキーに助けられたからよかったですけどね。
 でもめずらしいんじゃないんですか?奥村さんがそんなミスするの。
 なんか元気もないし、体調が悪くて、それで?」
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ