この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘愛  
第4章 理由


店を出て地下鉄の駅へ向かう途中、通り沿いにほんの少し歩いたところで
遙香が孝明の腕をつついた。

「どーしたんですか?」

見下ろすと同時に遙香が前方を指差す。
そこは喫煙スペースだった。

「ねぇ、一本だけ吸ってもいい?」

「・・いいですけど・・タバコ、やめられないんですか?」

ペコペコと頭を下げながらバッグからタバコケースを取り出す。
1本を指でつまみあげてから、孝明にバツの悪そうな顔を向けた。

「だって・・口がさみしいんだもの・・」

恥ずかしそうに目を伏せた遙香に孝明は静かに囁く。

「だったら・・
 オレの唇、吸ってくださいよ」

「は・・?」

見開いた目で見返してくる遙香にゆっくりと顔を近づけた。

「寂しくなったらいつでも呼んで・・
 だからもうタバコは止め・・・」
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ