この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘愛
第1章 暑さから熱さへ・・
違う・・
先輩だ。
商品開発部の奥村遙香先輩。
美人でやり手の、たしか37歳。
オレより6歳年上だったよな・・
海外向け商品の開発に携わった時に一緒に仕事をした。
バンコクの工場にも来てた・・
・・しっかし、なんで咲ちゃんに見えたんだよ?
似てるか?いや、似てねーだろ?っていうか、
オレそんなに引きずってんのか?・・
コーヒーを持ったまま、ガラスのドアの前に
立ち尽くしていた孝明に気づいた遙香は、
一瞬身をのけぞらせた。
美人の動きとしちゃかなりギャップのある、おどけた仕草に孝明は、
見ちゃいけないものを見てしまった気になった。
入ろうかどうしようかとそのまま棒立ちになっていると、
遙香がドアに近づいてきた。
「おどかさないでよぉ!
まぁ私、幽霊を信じるほどかわいげはないけど・・
入る?入んない?どっち?」
相変わらずキレキレの奥村遙香には素早い対応を、と入ります!と孝明は
揺れるコーヒーを気遣いながら中に入った。
先輩だ。
商品開発部の奥村遙香先輩。
美人でやり手の、たしか37歳。
オレより6歳年上だったよな・・
海外向け商品の開発に携わった時に一緒に仕事をした。
バンコクの工場にも来てた・・
・・しっかし、なんで咲ちゃんに見えたんだよ?
似てるか?いや、似てねーだろ?っていうか、
オレそんなに引きずってんのか?・・
コーヒーを持ったまま、ガラスのドアの前に
立ち尽くしていた孝明に気づいた遙香は、
一瞬身をのけぞらせた。
美人の動きとしちゃかなりギャップのある、おどけた仕草に孝明は、
見ちゃいけないものを見てしまった気になった。
入ろうかどうしようかとそのまま棒立ちになっていると、
遙香がドアに近づいてきた。
「おどかさないでよぉ!
まぁ私、幽霊を信じるほどかわいげはないけど・・
入る?入んない?どっち?」
相変わらずキレキレの奥村遙香には素早い対応を、と入ります!と孝明は
揺れるコーヒーを気遣いながら中に入った。