この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘愛
第5章 この手の中に
腕の中の女が、ふんわりと体を離し、涙をためた眼で見上げてきた。
「・・不倫してたような女だよ・・
キミより6つも年上だよ・・そんな女でもいいの?」
唇の端が震えていた。
涙は頬を伝っていく。
「そんな女?遙香さんは遙香さんでしょ。
全部ひっくるめて奥村遙香・・その奥村遙香が好きなんです・・」
髪を撫でると、また一粒、涙が落ちた。
「弱いオトコなんて言わせないからね。
グイグイいきますよ、遙香さんを手に入れるためなら。
ユーカリ食品国際事業部の篠宮をナメテもらっちゃあ困りますよ!」
笑わせてもなお、遙香の目からは涙が落ちる。
「こりゃだめだな。その顔じゃあどっか店入っても顔あげらんないでしょ・・
オレん家、来ませんか?どんだけ泣いても平気でしょ?」
せっかく今夜、遙香と会えてこうして2人で時を過ごせるのだ。
あたえられたチャンスを活かさなくてどうする・・
「・・不倫してたような女だよ・・
キミより6つも年上だよ・・そんな女でもいいの?」
唇の端が震えていた。
涙は頬を伝っていく。
「そんな女?遙香さんは遙香さんでしょ。
全部ひっくるめて奥村遙香・・その奥村遙香が好きなんです・・」
髪を撫でると、また一粒、涙が落ちた。
「弱いオトコなんて言わせないからね。
グイグイいきますよ、遙香さんを手に入れるためなら。
ユーカリ食品国際事業部の篠宮をナメテもらっちゃあ困りますよ!」
笑わせてもなお、遙香の目からは涙が落ちる。
「こりゃだめだな。その顔じゃあどっか店入っても顔あげらんないでしょ・・
オレん家、来ませんか?どんだけ泣いても平気でしょ?」
せっかく今夜、遙香と会えてこうして2人で時を過ごせるのだ。
あたえられたチャンスを活かさなくてどうする・・