この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第6章 ☆SS1: 春雪~キミと出逢った季節~

……体が完全に起きてねぇから

OPENのボタンを押しても、暫く状況の理解が出来なかった。

家族と沙月以外、このマンションを知ってる奴なんていない。

そもそも沙月にはスペアのカードキーを渡してあるから、インターホンを押す必要なんてねぇわけで……



「脛かじり」


寝惚けた頭を覚ますには、充分すぎるインパクト。

玄関のドアを開けると、仏頂面の加賀谷が立っていた。


「お前親からもらってんだろ」

「………」

「俺よりいいとこ住みやがって……マジで腹立つ」


……っていや、違ぇだろ。

本来その不機嫌な顔をするのは俺の方だ。


「……なんで、家知ってんの」


聞きたいことは山ほどあるが、まだ血が回らねぇから

靴を脱ぎ始めた加賀谷に向けて、まずはその質問をしてみる。


「おい、加賀谷…」

「てめぇが俺に住所を教えてきたんだろうが」

「………!」

「行かねぇっつってんのに、何度も何度も。
綾瀬が居ない時はいいとか、今月の泊まっていい日はここだとか、聞いてもねぇ条件までつけて」

「………」

「だから来てやったんだ。感謝しろよ」


/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ