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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第6章 ☆SS1: 春雪~キミと出逢った季節~
……突然リビングの入口から、カメラのシャッター音が聞こえて
俺と加賀谷が同時に顔を上げると
……その先には……
「……おはようございます」
「~~~!!」
~~な・ん・で・てめぇがここにいるんだよ!!
「~~沙月!!」
リビングの入口に、いつの間にか沙月が立っていた。
同じく顔が引き攣る加賀谷を思いっきり突き飛ばして、飛び跳ねるように立ち上がる。
「お前いつからそこにいやがった!?」
ギラギラと目を輝かせる沙月の両手に、携帯が握られている。
~~マジでなんなんだ!
「おい!答えろ…」
「い、今来たばかりです。
莉……宮本さん昨日残業していらしたでしょ、だから寝込みを襲えるかなって」
「はぁ!?」
「こ、恒例の突撃サプライズをさせていただきたくて。
当然1人で寝てるもんだと……」
「………」
「お、思ってたんですけど……」
じりじりと詰め寄る俺から、沙月がさっと視線を逸らした。
……なぜかその顔が紅潮してる。