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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第7章 ☆SS2: 隠れて甘いkissをして
わーわーわー嬉しい!!
通話を切った携帯を胸の前で握り締めて、あたしはホームのベンチに座った。
パソコンの電源を落とした時、ラウンジに向かう立花先輩の後ろ姿が見えたから
きっと今夜も残業なんだろうなって思って、先に会社を出てきてしまったんだ。
特に買い物をするつもりもなかったけど、駅前をフラフラしててよかった!
「お泊りセットも常に持ってるし♡
サプライズなお誘いって嬉しいな…
……!」
バッグの中のポーチを確かめてから、1人でにんまり笑って顔を上げると
あたしの目が、スーツ姿の超イケメンを一瞬で捉えた。
……もう、何回も言っちゃいますが
「立花先輩、かっこいいです♡」
「………!」
「そのトレンチコートは、この前 “ 彼女 ” とデートした時に買ったんですよね」
「………」
「すっごく、すっごーーく似合ってます!」