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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第7章 ☆SS2: 隠れて甘いkissをして
え~~!!
そんな贅沢ありなんですか!?
「ミ、ミルフィーユとタルトを同時に食べれるなんて……っ」
「紅茶でいい?淹れてくる」
「~~えっ!? そ、そんな自分で…」
「いいよ、食べてて」
キッチンに戻った先輩が、いつもよりも更に輝いて見える。
「………っ///」
~~なんだろう、本当になんだろう!?
先輩ってこんなに優しかっただろうか?
いや、優しいよ。
だからあんなにモテるし、友達も多いんだ。
……それでも、恋人のあたしには
なんだかもっと特別な優しさを与えてくれてるんじゃないかって
今夜はそんな優越感すら生まれてしまうくらい
立花先輩のひとつひとつの言動に、キュウっと胸が狭くなってしまう。
「……ありがとうございます」
「うん」
「い、いただきます///」
ドキドキしながら、お皿に乗せたケーキにフォークを入れると
ティーカップを置いた先輩があたしの右隣りに座った。
……ふわっといい香りが広がって、さらに心拍数が上がる。