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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第2章 ♥初顔合わせ
歳を重ねるごとに増す隼人の色気は、もはや異次元レベルだ。
俺自身が隼人を最強の男だと思うから、そう聞いたんだけど
「冗談じゃないわ、あんな由宇200%のアホ男」
誰もが崇拝するカリスマを、アホと一蹴。
煙草を灰皿に潰して、アンジーは再び手鏡を取り出した。
「タイプねぇ~~。
見た目は確かに翔太みたいなのがいいわ、○○○がデカそうだから」
「……なにその理由」
「でも莉央はタイプとかじゃないのよ。
あの子は全身から溢れるオーラが違う」
「………!」
「男のくせに話し方や仕草が美しい。
あの妙な色気のせいで近寄りがたくて……まぁそれが彼の魅力でもあるんだけど。
時折見せる笑顔にヤラれちゃうのよねぇ♪」
「……あぁ、確かにそうだな」
アンジーの分析に納得しながら、俺は最近の莉央を思い浮かべる。
あいつ、数年前に比べて更にいい男になった気がするんだよな。
「莉央、すげー雰囲気良くなったんだよ。
俺の知る限りだけど、あんなに柔らかく笑う奴じゃなかった」
「アラ、そうなの?」
「あぁ、きっかけがあったんじゃないかな」
「???」
「多分、俺のカンだけど……」
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