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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ
そういえば私、この人が初恋だったんだよ。
(本編参照)
奥の席に座っているであろう彼氏がいながら、何をドキドキしてるのって自分でも思ったけど
失恋して初めて泣いたくらい好きだったんだから、ちょっとくらいトキメキ♡アゲインしちゃってもいいよね?
って誰に聞いてるんだ私。
危ない。
ダメだ、完全に思考が飛んでる……
「仕方ねぇな」
ふっと目尻を下げたその笑顔が、莉央と似ていて更に心臓が跳ねる。
「お前を落ち着かせる為に
まずは “ まあまあイケメンな奴 ” から紹介してやるよ」
「……へっ?」
「おい、彰!」
見惚れている間に、翔ちゃんは席に向かって誰かを呼んだ。
ま、まぁまぁイケメン!?
ってゆーか今 “ あきら ” って言った!?
ハッ!
もしかして
私を連れて来ていいって許可をくれた、謎な男第1号 “ 彰くん ” !?