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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ
「~~~っ///」
し、心臓ど真ん中入りましたけど!!
そんな色気爆発の瞳で “ おいで ” なんて言わないで!!
「沙月、ほら来いよ」
「……っ、ま、待っ…!」
「紹介するから」
翔ちゃんが離した右手を、座ったままの莉央の左手に引っ張られて
体勢が前屈みに崩れそうになりながら、さらにその距離が縮まった。
と、溶けるって……!!
「隼人さん、こいつが…」
「 “ 隼人 ” 」
「………!」
「何回言わせるんだよ、莉央。
友達だろ?」
「……ははっ」
~~~!!
り、り、莉央が笑った……!!
いや、人間誰しも笑うんだけど
いつもの口角だけ上げた余裕の笑みなんかじゃなくて
目を細めて、めちゃくちゃ嬉しそうに笑ってるんですけど……!!
「じゃあ隼人、こいつが……
……いや違うな」
衝撃の連続により、思考が停止寸前の私。
一度言葉を止めた莉央が、再び息を吸った。
「この “ 女性(ひと) ” が
さっき話した、俺の運命を変えてくれた人」
「………!」
「俺が、何よりも大事にしたい人」
……私の手を、莉央の手がぎゅっと握る。
「俺にとって、世界で1番大切な恋人」