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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第5章 ♥離れないで
「世界で1番かっこいい女」
「………!」
「俺が唯一尊敬する、見えない努力を続ける女」
「………!!」
「周りから愛される、心の優しい女……ってとこだろ?」
「~~~っ///」
ぎゃーー!!
な、な、何を言いだすのこの男は~~!!
ふいうちによって手を離してしまったペットボトルが、派手に芝生の上を転がっていく。
飛び散った中身が、草を濡らしながら……
「……何やってんのお前」
「~~だ、だって!! い、いきなり…」
「違った?」
「ち、違うっていうか…っ」
「なんだよ、意味不明」
立ち上がった莉央が、数m先で止まったペットボトルを拾い上げた。
……さっきとは違った発言に、急激に心拍数が上がる。
酔いが醒めても、これだけの爆弾を落とせるのか……!
「も、盛りすぎだよ莉央」
「は?」
「そんな言い方したら、相手に失笑されちゃう…」
「加賀谷にバレて聞かれた時、今言った通りに説明したけど」
「……!!」
「あいつ、分かるって頷いてたぜ」