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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第5章 ♥離れないで
……急に、何なの?
それに、あの
一体いつの時代の話をしてるんですか?
「……私、今年で27歳になるんですけど」
「………」
「確かに今でも走るのは好きだけど、流石に公共の場では…」
「草とか虫とか食うんじゃねぇぞ」
「……えっ!?」
「変なもん拾って食って、腹壊しても知らねぇからな」
~~~拾うか!!
原始人か私は!!
急に話が変な方向に転がって、ますます意味が分からない。
「あのね莉央、一体私を何だと思って…」
「体は? 痛いとこねぇの?」
「………!」
「病気とか……ちゃんと調べてんのかよ」
「………」
相変わらず視線を合わせない莉央が、2本目の煙草を取り出す。
……それでも、一向に火を付ける気配が無くて
私はゆっくりと莉央の方へ体を向けた。
「……会社で、ちゃんと健診があるじゃない。
私毎回オールA判定よ?」
「そうじゃなくて」
「………?」
「女って、色々あるんだろ。
……気付いてからじゃ遅いって言うし」
「………」
「男前のお前でも、何もないなんて保障はどこにも無い」