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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第5章 ♥離れないで
……そんな色気爆発の瞳で、好きとか言わないでください。
キスする理由を、そんな真面目に解説しないでください。
「り、お…」
「もっと呼んで」
「………!」
「お前のエロい声、すげー好き」
「~~~!///」
体がフリーズしたのは、頭と顎をがっしり固定されてるからじゃない。
美し過ぎる真剣な表情に囚われて、心臓が鷲掴みにされてしまったんだ。
「……っ ん、や…んん…っ」
再び深いキスをされて、頭がクラクラしてきた。
……周りに人のいる気配はしない。
でも分からない、暗いし公園の後ろの方はほとんど何も見えないから。
「……! きゃっ…」
力の抜けた肩をトンッと軽く押されて
唇を重ねたまま、ベンチの上に上半身が倒れた。
「~~り、莉央…!」
「後ろにカップルがいる」
「………!!」
「見せてぇなら座ったままでもいいけど。
どうする?」
「………っ」