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あたしの甘い王子さま
第8章 パティシエの........
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「松元部長、どうですか?」
「うん、見た目もボリュームがあって甘いものが好きな男子にはもってこいだね」
ここは晶の苦手なキッチンスペース。
パティシエの鈴木さんから連絡が入って、急遽行われることになった試食。
晶の苦手なフルーツを使っての、男性向けに開発中のデザートの試食を頼まれてやってきたのはいいんだけど........。
「瀬上さんには連絡ついたのかい?」
目の前で、可愛い笑顔を向け俺の評価を待つパティシエの鈴木さん。
「瀬上さん....いま忙しいみたいですよ?連絡したら代わりの方が対応してくれました。それに、このデザートは瀬上さんの苦手な作品なので........松元部長の意見が聞きたいんです」