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あたしの甘い王子さま
第8章 パティシエの........

「松元部長?どうされました?」


「あ、いや........すまない。この生クリームの舌触り良いね。スポンジもフルーツの水分を含んでも崩れていないし、食べやすい」


「ありがとうございます。で、海外のお気に入りスイーツは?」


俺の好みなんて聞いて何になるんだ?
ひとつのデータとして収集するのか?
そんなもの、パソコン内のファイルを確認すれば解るはずなのに........。


「今度、仕事とは別に松元部長の好きなデザート作りますね。脳のエネルギー補給には甘いものが一番ですから」





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