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あたしの甘い王子さま
第10章 恐怖の飲み会 ―――伸太朗side
晶の関わる仕事上、彼等パティシエ達は大事な存在だ。
無下に扱って、今後の作品作りに悪影響が出ても困るし........。
適材適所で対応した方が良いな。
「お疲れ様。新企画への協力ありがとう。笹山さんから君たちの頑張りは聞いているよ」
「本当ですか?ありがとうございます!大好きなことが仕事になっているんです。これからも頑張りますね!」
俺に向けて見せてくれるその笑顔。もっと他所へ向けると良いと思うんだがな~。
「あら?松元部長、お料理は?小皿、失礼しますね。少しよそいますから」
「いや、いいよ。自分でするから」
「遠慮しないでください。いつもお世話になっているのだからこれ位させてください」