この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの甘い王子さま
第10章 恐怖の飲み会 ―――伸太朗side

多分、晶のことだからトイレにでも向かったのだろう。
そう思い、歩みを進めると晶の声が聞こえてきた。
『西村さんは....あたしの恋人でも何でもないんですよ?ただの同僚です。一人で帰れますので、ご心配なさらずに』
お?
晶、頑張ってる。
酔っていた感じだったが、半分は演技だったのか?
なんて、安心したのもつかの間。
『自分が、瀬上さんを送りたいんです』
必死なパティシエ君の声が聞こえてきた。
そのあとに聞こえるパティシエ君を狙うお嬢さん達の声も必死だ。
引き止めようと頑張ってる。

