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あたしの甘い王子さま
第6章 甘えた君、登場
「俺、我慢してたんだよ?」
........。
なに?この甘えた感じ。
このセリフからあたしの状況って芳しくないよね?
「新作のデザイン案を捻り出すのと同時に今までの仕事もこなしていただろ?」
更に外されたブラウスのボタン。
できた隙間から入り込む部長の右手は背中に回り、意図も簡単に胸の拘束を解く。
「恋人になってもデートすらできない。社内ですれ違ってもそっと小指を絡めるくらいだ」
あたしが抵抗できないのは、部長の手際が良いから?
それとも、触ってほしいと思っているから?