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彼は天然記念物
第2章 鈍感

「ただいま。」
「「おかえりー」」
有舂季の家に入れば、弟の久雪と直樹が迎えてくれる。
「あれ~……来たんだね~紫狼兄ちゃん」
久雪は直樹と有舂季と比べておっとりしていて、直樹は唯一のしっかり者で有舂季は間を取ったような性格。
三人とも髪は色素が薄く、白っぽい茶髪で目は切れ長だ。
それでも垂れ目だったり、すこしつり目だったりして…
『個性が出てるなぁ……』
なんて感じることもしばしばある。
「おう。今日は俺が飯作ってやるよ。」
「……俺も手伝うよ。」
直樹は無愛想だけど必ず手伝いをしてくれて、俺と直樹が兄弟と言われることもある。
ま、目つきも悪いし、無愛想なところがそっくりなのだろう。
「二人ともありがとー♪」
ソファーから寝たまま顔だけを覗かせる有舂季は、なんだか可愛く見えてとても愛しく想える。
「今日はオムライスなー」
「「わーい♪」」
俺は有舂季の事は大好き……を通り越して愛してるのだが、この関係が壊れてしまうならば俺の気持ちはしまっておこう。
「「おかえりー」」
有舂季の家に入れば、弟の久雪と直樹が迎えてくれる。
「あれ~……来たんだね~紫狼兄ちゃん」
久雪は直樹と有舂季と比べておっとりしていて、直樹は唯一のしっかり者で有舂季は間を取ったような性格。
三人とも髪は色素が薄く、白っぽい茶髪で目は切れ長だ。
それでも垂れ目だったり、すこしつり目だったりして…
『個性が出てるなぁ……』
なんて感じることもしばしばある。
「おう。今日は俺が飯作ってやるよ。」
「……俺も手伝うよ。」
直樹は無愛想だけど必ず手伝いをしてくれて、俺と直樹が兄弟と言われることもある。
ま、目つきも悪いし、無愛想なところがそっくりなのだろう。
「二人ともありがとー♪」
ソファーから寝たまま顔だけを覗かせる有舂季は、なんだか可愛く見えてとても愛しく想える。
「今日はオムライスなー」
「「わーい♪」」
俺は有舂季の事は大好き……を通り越して愛してるのだが、この関係が壊れてしまうならば俺の気持ちはしまっておこう。

