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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第2章 絶望と希望

「お姉ちゃん……お姉ちゃんっ……」
「あ……うあ……ああ……ああああ」
びゅくっびゅくっとチューブの先から粘液のようなものが飛沫を飛ばしてショーツを湿らせる。
(ママ……ごめんなさい……私、英瑠を守れなかった……)
待ち受ける姉妹凌辱の瞬間に、ケイは目を閉じた。堪えていた涙が目じりから溢れだす。
そのとき――
ズガアーン!
耳をつんざく爆音。続いて衝撃波。
「きゃあっ!」
ドウッ! ドガアッ! ドバアーン! ドムドムドムドムッ!
立て続けの爆発が起き、ケイは爆風に吹き飛ばされた。
「なっ……なにが起きたの?」
「お姉ちゃんっ!」
英瑠が駆け寄ってくる。よかった、無事だ。英瑠が何かを指さしている。上の方だ。
「お姉ちゃん、あれ!」
ケイと英瑠に巨大な影がかかった。
二人とも唖然としてその影の主を見上げた。それは十階建ての建物ほどもあろうかという巨大な人影だった。
「巨人……?」
いや、人ではない。
人の形をしているが、それは機械だった。ロボットだ。白く輝く装甲に青いラインのパターン。巨大なロボットがケイたち姉妹の前に立っていた。。
(侵略者たちの……巨大兵器?)
一瞬そう思ったが、どうもおかしい。侵略者の巨大機械兵器は遠目から見たことがある。あれはもっと獣のような人間性を感じさせないスタイルだったし、装甲ももっと猥雑な……目の前の鎧武者を思わせる優美な甲冑のような見た目ではなかった。この巨人にはひと目でわかる英雄的な……そう、言うなれば……お姫様を助けに参上した騎士という風情がある。これは人類の文明ものだと直感できる。
それに、周りの淫機獣が全て破壊されて残骸となっていた。先ほどの爆発によるものとすれば、どう考えてもこの巨大ロボットの攻撃だろう。だとすれば仲間を破壊するのはおかしい。
「お姉ちゃん……あれなに?」
英瑠の問いかけ。無論ケイには答える言葉がない。さっぱり見当がつかなかった。
そこへ遠くから神経を逆なでするような異様な叫び声が近づいてきた。
「あ……うあ……ああ……ああああ」
びゅくっびゅくっとチューブの先から粘液のようなものが飛沫を飛ばしてショーツを湿らせる。
(ママ……ごめんなさい……私、英瑠を守れなかった……)
待ち受ける姉妹凌辱の瞬間に、ケイは目を閉じた。堪えていた涙が目じりから溢れだす。
そのとき――
ズガアーン!
耳をつんざく爆音。続いて衝撃波。
「きゃあっ!」
ドウッ! ドガアッ! ドバアーン! ドムドムドムドムッ!
立て続けの爆発が起き、ケイは爆風に吹き飛ばされた。
「なっ……なにが起きたの?」
「お姉ちゃんっ!」
英瑠が駆け寄ってくる。よかった、無事だ。英瑠が何かを指さしている。上の方だ。
「お姉ちゃん、あれ!」
ケイと英瑠に巨大な影がかかった。
二人とも唖然としてその影の主を見上げた。それは十階建ての建物ほどもあろうかという巨大な人影だった。
「巨人……?」
いや、人ではない。
人の形をしているが、それは機械だった。ロボットだ。白く輝く装甲に青いラインのパターン。巨大なロボットがケイたち姉妹の前に立っていた。。
(侵略者たちの……巨大兵器?)
一瞬そう思ったが、どうもおかしい。侵略者の巨大機械兵器は遠目から見たことがある。あれはもっと獣のような人間性を感じさせないスタイルだったし、装甲ももっと猥雑な……目の前の鎧武者を思わせる優美な甲冑のような見た目ではなかった。この巨人にはひと目でわかる英雄的な……そう、言うなれば……お姫様を助けに参上した騎士という風情がある。これは人類の文明ものだと直感できる。
それに、周りの淫機獣が全て破壊されて残骸となっていた。先ほどの爆発によるものとすれば、どう考えてもこの巨大ロボットの攻撃だろう。だとすれば仲間を破壊するのはおかしい。
「お姉ちゃん……あれなに?」
英瑠の問いかけ。無論ケイには答える言葉がない。さっぱり見当がつかなかった。
そこへ遠くから神経を逆なでするような異様な叫び声が近づいてきた。

