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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第3章 ジョイント・オン
 限界だった。

 勃起したクリトリスは包皮を剥かれてその敏感な亀頭部分を滅茶苦茶に吸引されている。

「……あっ……あああっ……何か来るッ……き、来ちゃう……ふうあああああああっ……あっ……あっあっ……おしっこ……ああっ……ダメッ……お漏らししちゃうっ……漏れちゃうっ……うううううううううううっ……んはああああああああああっ!」

 プッシャアアアアアアアアア!

 絶頂小水がびしゃびしゃと股間から噴き出し、コックビットを汚した。

 ズズウーン!

 投げ飛ばされた巨獣が大地に衝突し、自重でバラバラに砕け散った。

(勝った……私……やった……ん、あはあ……)

《マスターのオーガズムを認識。ヴァギナス、スレイブ・アウトします》

 ナビと共にモニタの《接続中》の文字がゆっくりと点滅を始める。
力を失ったロッドがずるりとその身をすぼめてケイの体内から抜け落ちた。

「あんっ……」

 最後の摩擦に軽い喜悦を漏らしてケイは座席にぐったりと身を横たえた。
指への拘束は解けていた。戦闘中あれほどさいなまされた快感の余韻が今は心地良い。

 戦いを終え、急速に冷めていく興奮。疲労といりまじったその淫らな悦楽のぬかるみに意識が沈み込んでゆく。

「英瑠……お姉ちゃん、やったよ……」

 かすれて消えゆくモニタの中に輸送ヘリのようなものが接近して来るのを見ながら、ケイは甘い忘我への漂流に身を委ねた。
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