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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第5章 出撃
 出撃前のブリーフィングでは工業地帯の沿岸コンビナートのはずだ。

(戦闘に使える時間は五分弱ってところね……)

 恥丘の奥の疼きが燃え盛り始めていた。オルガズマイザーの蠢きが激しさを増すほどに周りの肉が溶かされていくようだ。

「くっ……もってよ、私の体!」

 機兵獣はひっくり返したコーヒーカップのような形状をしていた。カップの中から二本の巨大な槍のようなものが飛び出している。脚部はよく見えないが、接近するとパイプラインの破壊を止めて素早くこちらを振り向き襲い掛ろうと攻撃体勢を取る。

「ふっ……ふっ……ふうううっ……さあ、やっつけるわよ……」

 喘ぎ混じりだが、まだいける。ケイは性感に集中した。胎内に感じる銀棒を括約筋で締め上げる。

「くうっ……はあっ……んあああ……」

 隷従超鋼が自分の淫らな神経パルスに反応しているのがわかる。

(感じるの……ああっイイッ……ヴァギナス、あなたも感じるでしょう?)

 ぐいぐいと膣粘膜で締め上げ、自らに押し寄せる甘美な波涛を銀の脈動に伝えて送る。あの機兵獣を叩き壊す力が欲しい。

(応えてっ!)
「ウァギナス・ハンマー!」

 機体のピンクのラインパターンが妖しく明滅し、ヴァギナスが腕の内部の武器格納庫を開く。中から光り輝く隷従超鋼製の武器が変形しながら取り出される。

 それはケイの意志に従って巨大な槌の形状をとった。

「よしっ! これでッ!」

 グワース!

 振りかぶって思い切りコーヒーカップに叩きつけると機兵獣が耳障りな叫び声を上げた。
 カップ状の装甲に亀裂が入っている。

「壊せる! う……ん、ひゃああああああああん!」

 機体がグラリと揺れる。オーガズマイザーが子宮口を突き上げ始めたのだ。

「あんっあんっあんっ……うあんっ、ふっはっあっあっ……あんっ!」

 ズンズンと下腹に響く鳴動。きゅるると膣が音を立てて何かを絞り出す。

 ばちゃっ……

 愛液か、小水か、どちらにしろ自分の淫液に違いないものが、はしたなく足元に滴った。
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