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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第5章 出撃
(あっ……激し……ふああっ……ダメッ……集中っ……ちゅ……うっ)

「んはあっ……ヴァギナスッ……すっごいハンマー!」

 必死の気力で快楽に乗せた意志の力を伝送する。もう口に出す言葉の体裁になどかまっていられなくなっていた。イメージだけはしっかりと描き、言葉は思いつくまま出鱈目に発声にする。活動限界まで残り約三分。なりふりかまっていられない。

 ヴァギナスの手の中のハンマーが光輝き、質量を倍加させる。すっごいハンマーだ。

「だめえぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 性感に耐えるための絶叫を振り絞って、横殴りにカップ部にぶつける。狙いも何もあったものではない。が、機兵獣の巨体である。その必要もない。

 ゴバアッ! バギイイィィィン!

 破壊音と共にその巨大な装甲がハンマーに砕かれ粉々に散った。名前はいまいちキマらなかったが威力は抜群だ。

「やっ……やった? ハアッ……ハアッ……」

 しかしまだ完全粉砕したわけではなかった。モニタに映った機兵獣は破壊されたカップ型の装甲の中から黒々とした本体を晒していて動いていた。

 それは二本の槍の触腕と無数の短い陸亀のような脚を持った化物だった。腕の付け根、装甲に隠れていた部分にはギョロリと巨大な黄色い瞳がいくつも蠢いていた。

 それが見た目通りに眼であるとすれば、どうして視界を遮ってしまうような装甲内にあるのか理解できない。
やはり、機兵獣の姿は人類文明や地球上に育まれた生物の進化とは異質な由来を感じさせる。

 陸亀の脚が躍る様にズドンズドンと地を打ち、巨体を天高く跳ねあげた。

「う、上っ?」

 外見からは全く予期していなかった攻撃だ。
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