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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第5章 出撃
「あ……ああ……あああああああっ!」

 涙でモニタが曇って見えない。しかし敵の位置はわかった。燃え盛る淫熱が知覚の代わりだ。

「んあっはああああああっ!」

 力任せにフィンガーロックから片腕を引き抜く。起動時の生体認証の他は操縦者が自力で接続を絶ってしまわないように腕をロックする役割。だが、ケイにそのつもりはない。逆だ。
 そのまま乱暴にジャンプスーツの胸元に手をつっこみ乳房を慰める。

「あああああああイイッ!」

 柔肉を揉みしだく快感が全身を駆け巡る。それが子宮をブルブルと震わせる。カッカと燃え盛る女体はどこから溶岩が噴き出たとしてもおかしくはない。

 ヴァギナスが呼応して全身を発光させた。ケイが絶叫する。

「イイッ! わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」

 ボロボロ涙がこぼれて頬を濡らす。
 ガッシと機兵獣の巨大槍を掴んだ。千切れたはずのヴァギナスの腕が再生していた。

 そのまま、滾る激情に任せて機兵獣の触腕を引き千切る。

 ぎょおおおおおおん!

 機兵獣が奇怪な悲鳴を上げた。

「ハアッ! もうひとおつ!」

 残ったフィンガーロックも抜き飛ばす。その手をそのまま股間へ突き立てる。もっと、もっと高い所へ!

 ケイの指が陰核に当たる。

「うあっ……あああああんっ! んはああああっ……はあああああんっ!」

 悦楽の嗚咽を迸らせた唇の間に淫らな粘液が糸を引き、そして切れる。
 切なげに歪ませた顔はしかしそれでも美しかった。輝く女の悦びを最高に表現していた。

「来なさいよっ! イック……ああっ……イクのが怖くて……戦ってなんかいられ……る……かあっ!」

 声を裏返して叫ぶ。予測活動限界ゼロ。知ったことか。蓄積された爆発的官能を解放する。
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