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隷従超鋼ヴァギナス [1] 胎動編
第1章 プロローグ

「ぐああっ!」
「ギャアッ!」
人間ほどの大きさの蜂のような姿をした淫機獣がメタリックな翅をめまぐるしく震わせてホバリングしながら周囲にレーザービームを放つ。光線に貫かれた男達が血飛沫を上げて次々と絶命していく。
ケイは知っている、この攻撃で女たちが狙われることはない。目的は不明だが淫機獣は女の命は奪わない。
「英瑠っ……早く……」
「お姉ちゃん……あっ」
英瑠が山道の木の根に躓いて転んだ。
「しっかり!」
「痛っ……く、くじいちゃったみたい……」
地面にうずくまる英瑠。進退の窮まったケイたちの背後に不気味なホバー音が迫る。
ヴヴヴ……
「ケイちゃん……」
真理子がケイをじっと見つめた。その瞳にただならぬ覚悟の色を読み取ってケイは悲痛な声を上げる。
「ママ……まさか」
「英瑠を守って……ケイちゃん。あなたたちだけで逃げるの」
「いやあっ……」
「早く……ママが時間を稼ぐからっ!」
「いやあっ、ママ! ママ!」
ケイと英瑠を庇うように背にして、真理子が淫機獣目掛けて駆け出す。
「こっちよ! ホラっ! 私の方へ来なさいっ!」
リュックを投げつけて自分に注意を向けさせる。蜂の怪物の光る眼が母の姿を捉えるのを見て英瑠が悲鳴を上げる。
「ママァーッ!」
淫機獣の節くれた金属の足が一瞬で伸び、その鈎爪が真理子のハイネックセーターに突き刺さった。
「……あうっ!」
淫機獣にグイと体を引き寄せられる。しかし、その身の危機にもかかわらず、母の願いは二人の娘の身の安全だった。
「逃げなさいっ! ケイちゃん! 英瑠を連れて早く逃げるのよ!」
「ああっ! ママ! ママ!」
節脚に両手両足を拘束された真理子は、まるで背中からグロテスクな銀色の巨大蜂にしがみつかれるような格好で宙に浮く。蜂が節脚を大きく開くと、いっしょになって真理子の両脚が開かれてゆく。
「キャアアアアアアアッ!」
「ギャアッ!」
人間ほどの大きさの蜂のような姿をした淫機獣がメタリックな翅をめまぐるしく震わせてホバリングしながら周囲にレーザービームを放つ。光線に貫かれた男達が血飛沫を上げて次々と絶命していく。
ケイは知っている、この攻撃で女たちが狙われることはない。目的は不明だが淫機獣は女の命は奪わない。
「英瑠っ……早く……」
「お姉ちゃん……あっ」
英瑠が山道の木の根に躓いて転んだ。
「しっかり!」
「痛っ……く、くじいちゃったみたい……」
地面にうずくまる英瑠。進退の窮まったケイたちの背後に不気味なホバー音が迫る。
ヴヴヴ……
「ケイちゃん……」
真理子がケイをじっと見つめた。その瞳にただならぬ覚悟の色を読み取ってケイは悲痛な声を上げる。
「ママ……まさか」
「英瑠を守って……ケイちゃん。あなたたちだけで逃げるの」
「いやあっ……」
「早く……ママが時間を稼ぐからっ!」
「いやあっ、ママ! ママ!」
ケイと英瑠を庇うように背にして、真理子が淫機獣目掛けて駆け出す。
「こっちよ! ホラっ! 私の方へ来なさいっ!」
リュックを投げつけて自分に注意を向けさせる。蜂の怪物の光る眼が母の姿を捉えるのを見て英瑠が悲鳴を上げる。
「ママァーッ!」
淫機獣の節くれた金属の足が一瞬で伸び、その鈎爪が真理子のハイネックセーターに突き刺さった。
「……あうっ!」
淫機獣にグイと体を引き寄せられる。しかし、その身の危機にもかかわらず、母の願いは二人の娘の身の安全だった。
「逃げなさいっ! ケイちゃん! 英瑠を連れて早く逃げるのよ!」
「ああっ! ママ! ママ!」
節脚に両手両足を拘束された真理子は、まるで背中からグロテスクな銀色の巨大蜂にしがみつかれるような格好で宙に浮く。蜂が節脚を大きく開くと、いっしょになって真理子の両脚が開かれてゆく。
「キャアアアアアアアッ!」

