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情画
第3章 闇夜
「いずみさん、肉体労働者なんだから、沢山食べなきゃ。」

チクチクと身分を言葉にする。ランチを一緒にすれば、色々普通の会話ができるかと思ったのに無理そうだ。


「ご馳走さまでした。」

「さあ、欲しいものをあげるわよ。

テーブルの下に潜ってお父様に奉仕しなさい。」

「えっ」

「奴隷なのに食卓を供にしたんだから、そのくらい当たり前でしょう。
それとも私が手淫しましょうか。」

「いえ、ワタシに奉仕させてください。」

普通に言われたなら全然抵抗はない。
でも、テーブルの下に這いつくばってということが、いかにも性処理の為に雇われたようで嫌だった。

椅子を引いて四つん這いになり、這って先生の元へ行く。

先生は確かに反応していた。

先生は、沙絵さんを止める時以外は、ほとんど話さず無表情で、どう思ってるのかわからなかった。


「失礼します。」

ことわって着物の合わせを開く、そこは確かに反応していて、愛おしかった。

沙絵さんが立ち上がり部屋を出ていった。

「先生…」

「いずみ、大丈夫?
ご主人に酷いことされましたか?」

「男がいると言われましたが、暴力は振るわれませんでした。」
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