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情画
第4章 深夜
『至福〜犬の休息〜』で、意識を失い寝崩れるワタシが、最初の『食卓』と同じアングルで撮られていた。
タイトルの通り、一連の行為に満たされて微睡み、性奴の表情は穏やかだ。

最初の写真と同じアングルであることで、一連の写真が食卓を囲む日常であり、
性奴を持つ家庭が一般的で、奴隷も平和に暮らしていると訴えているようだった。

写真にのめり込んでいる間に縄化粧は仕上がっていた。

腕も纏めた亀甲縛りだけど、背中で腕をクロスされウエストの辺りから手を脇に出していた。

脚もM字になっているが、太ももと脛を纏めるのでなく、2ヶ所くらいが各々縛られ間に縄が渡っていた。
つまりM字以上に伸ばすことはできないけど、曲げたり多少動かすゆとりがあるのだ。

膝の縄も背中の縄と結われているが、やはりゆとりがあり、閉じたり前後に動かせるようになっていた。

すべての縄の終わりが、背中でクロスした腕の部分で結ばれていた。

「沙絵、これでいいのか?」
先生が確認する。

「私の縛りは装飾だけだから、しっかり縛れるようイメージを伝えてお父様に頼んだのよ。」

沙絵さんはワタシに説明してくれた。
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