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情画
第4章 深夜
あああっ…

脚をできるだけ纏めた。

ジャラジャラジャラ…

沙絵さんが滑車を急いで巻き上げる。想像通り部屋の対角線を振り子のように揺れる。

体は予想を外れ床を向いていた。

ジャラジャラジャラ…

あああっ…

ピシン…

っひゃぁああ…

部屋にソファーしかなかったのは、このためだったのね。

振り子のワタシを、対角線の隅に立った先生と沙絵さんが、鞭で出迎える。

それは、ワタシに快感と回転を与える。

ピシン…

ピシン…

揺れに合わせて二人が近づいてくる。つまり打たれる間隔が短くなり、回転は増していくのだ。

状況把握に着いていけない頭は鈍り、体は素直に喜んでいた。

んはぁあ…鞭はだめ…おかしくなっちゃう…

ピシン、ピシン…

「気持ち良すぎてでしょ?
やめましょうか?」

ピシン…

ピシン…

沙絵さんが鞭をカメラに持ち変えて、刺激は半分に減る。

揺れはかなり収まっていると思うけど、船酔いのように、まだ凄く揺れているようにも感じた。

ピシン…

んくぁああ…いぃ…やっぱり…ぶって…鞭で打ってください…

恐怖と揺れと回転が一気にワタシを狂わせていった。

あはぁ…ご主人さまぁ…わがままな…奴隷を…鞭で…罰してぇ…
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