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情画
第5章 梟
「できたぁ。ママ、冷たいプリン食べていい?」
「上手にできたわね。いいわよ。」
プリンを食べながら、出来た絵を見ていた。
「でも、みんな僕の絵は変だって、みんなおんなじ絵で、そんなことないのに、みんなおんなじだったんだ。」
「そう、でもいいのよ。実が見えたとおりを描いたんだから、おかしくないわよ。」
「う…ん。」
少し腑に落ちない様子ではあったが、プリンを食べて気分が変わったようだった。
「おい、軽く食べたい。」
「あ、あなた…おかえりなさい…」
実の部屋で寝ていると主人に起こされた。
今日は連絡もなく遅かったので、食卓に用意してあるはずだ。
普段なら自分で温めて食べるのに、今日はわざわざ起こされた。
きっとまた何かある。
嫌な予感しかしなかった。
引っ張られるようにして、階下に連れていかれる。
食卓のおかずをキッチンで温めなおしていると、主人が紙袋を投げてきた。
「会社の飲み会で当たった景品だ。せっかくだから着てみろ。」
「今ですか?」
「そうだ、そこで隠れて着替えたら、酌をしろ。」
着替えるというには、ずいぶん小さな袋だった。
開けて取り出してみる。
「上手にできたわね。いいわよ。」
プリンを食べながら、出来た絵を見ていた。
「でも、みんな僕の絵は変だって、みんなおんなじ絵で、そんなことないのに、みんなおんなじだったんだ。」
「そう、でもいいのよ。実が見えたとおりを描いたんだから、おかしくないわよ。」
「う…ん。」
少し腑に落ちない様子ではあったが、プリンを食べて気分が変わったようだった。
「おい、軽く食べたい。」
「あ、あなた…おかえりなさい…」
実の部屋で寝ていると主人に起こされた。
今日は連絡もなく遅かったので、食卓に用意してあるはずだ。
普段なら自分で温めて食べるのに、今日はわざわざ起こされた。
きっとまた何かある。
嫌な予感しかしなかった。
引っ張られるようにして、階下に連れていかれる。
食卓のおかずをキッチンで温めなおしていると、主人が紙袋を投げてきた。
「会社の飲み会で当たった景品だ。せっかくだから着てみろ。」
「今ですか?」
「そうだ、そこで隠れて着替えたら、酌をしろ。」
着替えるというには、ずいぶん小さな袋だった。
開けて取り出してみる。