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情画
第5章 梟
二つの紐のようなものと、薄いレースの布切れだった。

取り出してみると、一応ブラとショーツとキャミソールのようだった。

値札がついていて、本当に景品なのかも疑わしい。
色もどぎついピンクで、それだけでもいかがわしい下品な感じだった。


「こ…これを今着るんですか?」

「そうだよ。実の前で着るのか?
それとも他の男の前か?

売女には似合いだろう。
それを着て酌でもして、たまには亭主にサービスでもしろ。」


嫌と言ったらどうなるかわからない。
言う通りにするしかなかった。

キッチンにしゃがんで隠れる。ショーツらしきものなど、紐だけでどう履いたらいいかわからないほどだった。

パジャマを脱ぎ裸になる。こんな所で着替えなきゃならないのも屈辱的だった。

場末の下衆なショーに出る女になった気分だった。

クロッチが本当に小さく舟形になっている。大事な部分すら隠しきれないのではないか…

その前後に輪が左右についていて、その輪に別の大きな輪がついていた。

大きな輪がウエストで、小さな輪に足を通すようだ。

ウエストの紐と脚の紐、それに、小さなクロッチだけのショーツだったのだ。

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