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情画
第13章 成長
「はい。」

「そうなると色味の違いか明暗の違いか区別がつかなくなってきます。
たぶんそれを間違いなく並べることができるでしょうね。」

「何か影響はあるのでしょうか。」

「聴覚を失った有名な音楽家は、聞こえなくなっても作曲できました。

頭の中に音感があるからです。」

「はぁ…」

「それを色に当てはめると、見てしばらくしても、同じ色や映像を再現できるというわけです。

明暗で立体を捉えているわけですから、細かい凹凸も見て取れたり、

3D画像のように肉眼で捉えている視覚も通常の人より鮮明かもしれませんね。」

「あっ、朝顔の宿題の時に…
家で仕上げるよう言われて、家の朝顔を参考に見せたら、空を見ながら、学校のはもっと色が濃かったとか、やけに鮮明に覚えてました。」

「そうでしょう。彼にははっきりと思い出せたんですよ。」

「それは弊害というかデメリットにはならないのですか?」

「本人が自覚して視覚情報に頼り過ぎなければ、特に問題はないですよ。
ただ映像の残像は強烈な記憶になりますからね。
ショッキングな映像も長く記憶されるということは気をつけたらいいですね。」

「はい、でも全般的に感性が変わっていると思って心配なんです。」
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