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情画
第13章 成長
「あ、ええ、そうよ、ママのレッスンの日だったの。」

「そっかぁ、ママの絵も見てみたいなぁ〜」

「えっ…ママ上手じゃないから恥ずかしいなぁ」

「ママ僕に言ってたじゃない。楽しく描けてたらいいって」

「そ、そうね。」

「こんど僕が描く日にはママも一緒に描いてね。」

「わかったわ。」

何気なく先生の話をしてしまった。
今日は抱かれてなかったし、実際に絵を描く日だったから、後ろめたさはなかったけど、
簡単に先生の話をしてしまったのは不注意だったと反省した。


実に気付かれたように、どこかで先生の存在を匂わせていたのだろう。

主人のことに気をつけなければ…

気を引き締めて夕食の支度を始めた。


ガチャッ…

「ただいま〜」

「あ〜パパ早い〜おかえりなさい。」

「今日は外に出てそのまま帰ってきたんだよ。」

「やったね。パパもうすぐご飯だよ。」

主人が突然早く帰ってきたので緊張した。

食卓に食事を並べる。

実中心に話が進みなんとかなった。

主人と実でお風呂に入る。また一緒に寝る約束をしたようだった。

「せっかく早く帰ってきたから、実が寝たら酒を飲むから。」

また風呂上がりにキッチンに来て言われた。
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