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情画
第14章 テスト
もうどうしても欲しい気持ちが抑えられず、飲み終えたグラスを置いて先生に近づいた。

「どうしましたか?」

「先生は何でお互いを描き合うことにしたんですか?」

「僕の気持ちを知ってもらうためです。」

「先生はいつもこんな思いで描いてらしたんですね。」

先生からも薔薇の香りが漂っていた。

そっと手を伸ばすと手首を掴まれた。

「触れたくなるでしょう?」

掴まれた手が胸に導かれ、屈むようになり先生と顔が近くなる。
澄んだ瞳に囚われて目が離せなくなってしまう。

唇を近づけ先生の唇に重ねた。

触れた途端に先生の唇が開き唇を啄まれる。噎せるような薔薇の香りに包まれた。

先生の手が乳房に添えられたかと思ったら着物を開き裾をたくしあげられる。

グッと引かれて先生に跨がるように腰を落とした。

「こうして近くにいて触れたくなるんです。」

先生の両手が乳房を這い回る。ワタシは鎖骨の窪みに舌を這わせた。

互いに触れあい溶けていく。先生の筆が硬く下腹部に当たる。

ワタシはそこに手を伸ばした。

ピクンと跳ねて返す反応が愛おしく親指と人差し指を輪にして擦りあげた。

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