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情画
第15章 手紙
表紙を開くと先程の背面からの写真だった。

『self』『自撮』と上下にタイトルがある。椅子の背もたれと黒髪で隠れている部分もあったが、しゃんと椅子に座り、脇の美しいラインが際立っていた。

彼女の向こう側に何台ものカメラが置かれていた。
そのどれかで表紙の写真を撮ったのだろうか。

構図やポーズを決めて自分で撮影するのは、かなり大変なことだと思う。

I、self、タイトル通り自分を見つめ直したということではないか。

自撮の下に文章が書かれていた。

『アメリカでの出版にあたり、日本語部分の英訳をつけるようアドバイスいただきましたが、作品の解釈を含め、すべて私の思いの通りにさせていただきました。I、愛を知り日本を知ってください。』

沙絵さんらしいと思った。

「先生、めくっていいですか。」

「あぁ」

険しい表情だったけど返事がもらえた。

『stand』『立つ』

少し脚を開いた彼女は、膝丈の三脚についたカメラに囲まれて立っている。

前屈みになり膝に手を置いていて、張りのある美しい乳房が露になっていた。

首から掛けたカメラがちょうど秘部を隠しているが、彼女の強い眼差しが一番印象的だった。

床にアメリカの地図が書かれていて、彼女は住まいにしているところに立っているのだ。
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