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情画
第15章 手紙
「先生、これは私達へのメッセージじゃないですか?」
「どうしてですか?」
「地図の向きが北が上になってないでしょう?」
「そうですね。」
「沙絵さんの見てる方向って日本の方角ですよ。
きちんと生活できてる、ちゃんと立っているってメッセージじゃないですか?」
「沙絵の写真の一番の理解者が言うんならそうなんだろうけど、何も裸でなくてもいいじゃないか。」
「それはそうですけど、体一つで新境地にいって、自分を見つめ直し、能力を発揮したかったんじゃないでしょうか…」
「次をめくってください。」
先生は怒りながらも続きを見るようだ。
『walk』『歩』
カメラも地図もない部屋を沙絵さんが横向きに歩く姿。
綺麗な体、スッとした姿勢、彼女の歩の先に窓から入る日射しが映りこんでいた。
自然と振られた手で秘部は隠れていた。
「ほら、ちゃんと進む方向に日が射しているじゃないですか。」
「だから、裸の必要性が…」
「先生、ずっと独り占めしていた箱入り娘が表に出たのが気に入らないんですか?」
「僕は親として、沙絵が好奇の目で見られるのではないかと…」
「でも、自分で撮ってるんですよ?」
「本になって出回ったら同じじゃないか。」
「どうしてですか?」
「地図の向きが北が上になってないでしょう?」
「そうですね。」
「沙絵さんの見てる方向って日本の方角ですよ。
きちんと生活できてる、ちゃんと立っているってメッセージじゃないですか?」
「沙絵の写真の一番の理解者が言うんならそうなんだろうけど、何も裸でなくてもいいじゃないか。」
「それはそうですけど、体一つで新境地にいって、自分を見つめ直し、能力を発揮したかったんじゃないでしょうか…」
「次をめくってください。」
先生は怒りながらも続きを見るようだ。
『walk』『歩』
カメラも地図もない部屋を沙絵さんが横向きに歩く姿。
綺麗な体、スッとした姿勢、彼女の歩の先に窓から入る日射しが映りこんでいた。
自然と振られた手で秘部は隠れていた。
「ほら、ちゃんと進む方向に日が射しているじゃないですか。」
「だから、裸の必要性が…」
「先生、ずっと独り占めしていた箱入り娘が表に出たのが気に入らないんですか?」
「僕は親として、沙絵が好奇の目で見られるのではないかと…」
「でも、自分で撮ってるんですよ?」
「本になって出回ったら同じじゃないか。」