この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第15章 手紙
「先生…」
「はい。」
「沙絵さん綺麗でしたね。」
「あぁ…」
「先生が一番納得いかないのは、知らないところで、沙絵さんが独り立ちした姿を見せられたからじゃないですか?」
「はぁ…」
「でも、ここを離れた時点で、もう何も出来なかったのでしょう?」
「まぁ…」
「先生が怒るのを承知で、近況を知らせてくれたじゃないですか。」
「そうだね。」
「卒業してたんですよ。後から証書が来て、受け入れにくいだけですよ。」
「僕は間違えてなかったのかな。」
「間違えてないです。塀の中に閉じ込めておくほうが間違えですよ。」
怒りが治まったら、やけに先生の元気がなかった。
「もっとしてあげられることがなかっただろうか…」
「十分しましたよ。」
「沙絵まで結婚しない愛を選ぶとはね。」
「二人と結婚は出来ないけど、二人に愛される生活ですよ。
きっと一人の足りないところを皆で補いあってるんでしょうね。」
「それは幸せだね。」
「そうですよ。ナイスガイ二人を手に入れたんですよ?」
「いずみは僕といて幸せですか?」
「はい、幸せですよ。」
「僕も幸せです。」
「はい。」
「沙絵さん綺麗でしたね。」
「あぁ…」
「先生が一番納得いかないのは、知らないところで、沙絵さんが独り立ちした姿を見せられたからじゃないですか?」
「はぁ…」
「でも、ここを離れた時点で、もう何も出来なかったのでしょう?」
「まぁ…」
「先生が怒るのを承知で、近況を知らせてくれたじゃないですか。」
「そうだね。」
「卒業してたんですよ。後から証書が来て、受け入れにくいだけですよ。」
「僕は間違えてなかったのかな。」
「間違えてないです。塀の中に閉じ込めておくほうが間違えですよ。」
怒りが治まったら、やけに先生の元気がなかった。
「もっとしてあげられることがなかっただろうか…」
「十分しましたよ。」
「沙絵まで結婚しない愛を選ぶとはね。」
「二人と結婚は出来ないけど、二人に愛される生活ですよ。
きっと一人の足りないところを皆で補いあってるんでしょうね。」
「それは幸せだね。」
「そうですよ。ナイスガイ二人を手に入れたんですよ?」
「いずみは僕といて幸せですか?」
「はい、幸せですよ。」
「僕も幸せです。」