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情画
第16章 露呈
主人は険しい表情で言った。

二人目を望んで、月のものが訪れる度に落胆して、

確かに、あまり会話はないが、喜んでくれると思っていた。

「えっ…」

「わからないか?父親は誰かと聞いてるんだが…」


「あ、あなた…」

確かに先生の可能性はある。主人はワタシに男がいると思っている。

「まさか、誰かわからないのか?」


ワタシは口を閉ざした。



「見てほしいものがあるんだよ。」

主人はそういってリビングを出て戻ってきた。

封筒を差し出される。

「これを見てから返事してくれ。」

主人の険しい表情は変わらなかった。

出された封筒の中身を確認した。

それは検査通知だった。


色々なパーセンテージの数値があり、下に通知文がある。


『上記の結果を総合的に判断すると、貴方の受精能力は極めて低く、妊娠を望むのは難しいと考えられます。』


主人は勘で言ってるのではなかった。

主人の体で赤ちゃんが出来ることはないと診断されていたのだ。



「そんな…何故…実の時は何故話してくれなかったんですか?

実は…何故…許してたんですか…」


ワタシは動揺して思ったままを言葉にしてしまった。
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