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情画
第16章 露呈
客間に戻り横になる。
ここまでしてくれる先生と、実のためにも元気にならなければ…
「ママ、夕飯できたよ。」
え…もうそんな時間?
実に起こされて驚いた。
ああ、でもたっぷり休めた。
疲れはだいぶ取れていた。
「ママ、今日はハンバーグだよ。」
「実と先生で作ったの?」
「うん、お肉を捏ねるのと丸めるのをやった。
先生は焼くのもやらせてくれたよ?」
まだ危ないと思い火や包丁は使わせてなかったが、それを任された実は自慢気に言っていた。
応接間に入ると食卓に色とりどりの食事が並んでいた。
「うわぁ、美味しそう。」
「美味しいよ、僕と先生で作ったんだから…」
「そうね。きっと美味しいわ。」
「実くんはママの隣、僕がこっちでいいかな?」
「うん。」
「いただきます。」
皆で揃って食卓を囲む。先生とずっと一緒に居たい。家を追い出されて実現した夢とは言え、嬉しかった。
ああ、思わず溢れた涙を拭う。
先生が泣いてしまったワタシに気づいて優しく微笑まれた。
「ママ〜泣いてるの?どこか痛いの?」
「あ、あ…ごめんね実、実の作ったご飯に感動しちゃって…」
ここまでしてくれる先生と、実のためにも元気にならなければ…
「ママ、夕飯できたよ。」
え…もうそんな時間?
実に起こされて驚いた。
ああ、でもたっぷり休めた。
疲れはだいぶ取れていた。
「ママ、今日はハンバーグだよ。」
「実と先生で作ったの?」
「うん、お肉を捏ねるのと丸めるのをやった。
先生は焼くのもやらせてくれたよ?」
まだ危ないと思い火や包丁は使わせてなかったが、それを任された実は自慢気に言っていた。
応接間に入ると食卓に色とりどりの食事が並んでいた。
「うわぁ、美味しそう。」
「美味しいよ、僕と先生で作ったんだから…」
「そうね。きっと美味しいわ。」
「実くんはママの隣、僕がこっちでいいかな?」
「うん。」
「いただきます。」
皆で揃って食卓を囲む。先生とずっと一緒に居たい。家を追い出されて実現した夢とは言え、嬉しかった。
ああ、思わず溢れた涙を拭う。
先生が泣いてしまったワタシに気づいて優しく微笑まれた。
「ママ〜泣いてるの?どこか痛いの?」
「あ、あ…ごめんね実、実の作ったご飯に感動しちゃって…」