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情画
第17章 新芽
「それと予定日が難しい時期になりそうですね。
離婚後6か月は女性は結婚出来ないとご存知ですか?」
「はい。」
先生が答える。
「ちょうどその辺りが予定日になるんですよ。
場合によっては父親の欄が空欄のままの戸籍になって、その後に婚姻、認知ということになるかもしれません。」
「僕の子供である事実は変わりません。戸籍に負けないだけの愛で育てますから。」
「そこまでの覚悟が出来ているなら、無事出産を迎えられるよう私も全力を尽くしましょう。」
ワタシはおどおどするばかりで、ほとんど先生が答えてくれた。
ただ、届け出や制度など、事実にそぐわない手続きに阻まれている印象が強かった。
先生はワタシの不安を察して、机の下でずっと手を握っていてくださった。
「さて、今の話だと次は役所に行かなければ、
ご主人から渡された書類は持ってますか?」
「はい。」
「では、このまま行きますよ。」
役所について届け出を出す。やはりここでも色々と確認される。
先生が全て答えてなんとか受理されたのだ。
引き続き保険証の届け出、本当に先生にお世話になりっぱなしだった。
離婚後6か月は女性は結婚出来ないとご存知ですか?」
「はい。」
先生が答える。
「ちょうどその辺りが予定日になるんですよ。
場合によっては父親の欄が空欄のままの戸籍になって、その後に婚姻、認知ということになるかもしれません。」
「僕の子供である事実は変わりません。戸籍に負けないだけの愛で育てますから。」
「そこまでの覚悟が出来ているなら、無事出産を迎えられるよう私も全力を尽くしましょう。」
ワタシはおどおどするばかりで、ほとんど先生が答えてくれた。
ただ、届け出や制度など、事実にそぐわない手続きに阻まれている印象が強かった。
先生はワタシの不安を察して、机の下でずっと手を握っていてくださった。
「さて、今の話だと次は役所に行かなければ、
ご主人から渡された書類は持ってますか?」
「はい。」
「では、このまま行きますよ。」
役所について届け出を出す。やはりここでも色々と確認される。
先生が全て答えてなんとか受理されたのだ。
引き続き保険証の届け出、本当に先生にお世話になりっぱなしだった。