この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第17章 新芽
家に戻ると昨日主人が戻った様子は無かった。
勝手に出ていってしまい、こちらからは連絡取れるが、ワタシと実の行き先はわからない。
それで構わないのだ。やはりもう終わったのだ。
実の思い出は欲しい。アルバムやビデオを荷物にまとめた。
「先生〜、朝顔元気ないから連れていっていい?」
「じゃあ僕が持っていこう。」
「庭の水やりもしといた方がいいよね。」
「そうしようね。」
「ママ〜荷物できた?」
「はい、もう出来たわよ。」
「じゃあ水やりして出発〜」
こうして屋敷に戻る。
実が戻りたいと言わなければ、もう来なくてもいい。そんな気分だった。
「実くん朝顔の鉢はここに置くよ。」
「あっ、朝顔がいっぱいある。」
先生は朝顔を元のサルスベリの根元に置いた。
何か考えがあるのだろう。
「実くんに一つお仕事を任せよう。」
「お仕事?」
「庭の水やりだよ。
この鉢は実くんの。だから実くんが水やりをしてね。他のも気になったらやってくれるかな?」
「うん。でもたくさんあるね。」
「こうするんだよ。」
先生はホースの使い方を教え庭の真ん中から水を飛ばしぐるっと一周した。
「うわぁ〜先生、虹が出来てるよ〜」
ホースの水しぶきで虹が出来ていた。
勝手に出ていってしまい、こちらからは連絡取れるが、ワタシと実の行き先はわからない。
それで構わないのだ。やはりもう終わったのだ。
実の思い出は欲しい。アルバムやビデオを荷物にまとめた。
「先生〜、朝顔元気ないから連れていっていい?」
「じゃあ僕が持っていこう。」
「庭の水やりもしといた方がいいよね。」
「そうしようね。」
「ママ〜荷物できた?」
「はい、もう出来たわよ。」
「じゃあ水やりして出発〜」
こうして屋敷に戻る。
実が戻りたいと言わなければ、もう来なくてもいい。そんな気分だった。
「実くん朝顔の鉢はここに置くよ。」
「あっ、朝顔がいっぱいある。」
先生は朝顔を元のサルスベリの根元に置いた。
何か考えがあるのだろう。
「実くんに一つお仕事を任せよう。」
「お仕事?」
「庭の水やりだよ。
この鉢は実くんの。だから実くんが水やりをしてね。他のも気になったらやってくれるかな?」
「うん。でもたくさんあるね。」
「こうするんだよ。」
先生はホースの使い方を教え庭の真ん中から水を飛ばしぐるっと一周した。
「うわぁ〜先生、虹が出来てるよ〜」
ホースの水しぶきで虹が出来ていた。