この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第17章 新芽
「あぁ…ならば、言ってくれれば…」
『いやよ、何でお父様といずみさんの恋愛の手助け私がするのよ。
それで、実くんには話したの?』
「あぁ…気付かれてしまって、今、話したところだ。
いっぺんに言われて訳がわからない、一人にしてくれと言われてね。」
『まぁ、頑張ってね。
大人なんて皆信用できないんだから…』
「そう思ってたのか?」
『まぁ、そんなとこ。
私に聞かないで、実くんとぶつかりなさいよ。
いずみさんに代わって?』
「ああ…」
先生に受話器を渡される。
『いずみさん、おめでとう。』
「あ、あの…」
『おめでとうでいいのよ。お父様を頼んだわよ。
実くんと赤ちゃんを大事にしてね。』
「沙絵さん」
『なぁに?私忙しいんだから、』
「ありがとう。」
『まぁ、二人の愛とかいう力で頑張ってよ。
じゃあ仕事があるから、またね。』
「沙絵さん?」
ガチャ…
あ…
「すみません…切られてしまいました。」
「とりあえず、報告は済んだし、沙絵にはお見通しだったみたいですが…」
「そのようですね。」
「元気そうだし、相変わらずでしたね。」
「はい。」
「沙絵に実のヒントをもらおうというのが間違いだったようですね。」
『いやよ、何でお父様といずみさんの恋愛の手助け私がするのよ。
それで、実くんには話したの?』
「あぁ…気付かれてしまって、今、話したところだ。
いっぺんに言われて訳がわからない、一人にしてくれと言われてね。」
『まぁ、頑張ってね。
大人なんて皆信用できないんだから…』
「そう思ってたのか?」
『まぁ、そんなとこ。
私に聞かないで、実くんとぶつかりなさいよ。
いずみさんに代わって?』
「ああ…」
先生に受話器を渡される。
『いずみさん、おめでとう。』
「あ、あの…」
『おめでとうでいいのよ。お父様を頼んだわよ。
実くんと赤ちゃんを大事にしてね。』
「沙絵さん」
『なぁに?私忙しいんだから、』
「ありがとう。」
『まぁ、二人の愛とかいう力で頑張ってよ。
じゃあ仕事があるから、またね。』
「沙絵さん?」
ガチャ…
あ…
「すみません…切られてしまいました。」
「とりあえず、報告は済んだし、沙絵にはお見通しだったみたいですが…」
「そのようですね。」
「元気そうだし、相変わらずでしたね。」
「はい。」
「沙絵に実のヒントをもらおうというのが間違いだったようですね。」